日本でも注目が高まっている「eスポーツ」って何?

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2018年2月1日、一般社団法人日本eスポーツ連合(Japan esports Union)が設立されました。アジアオリンピックでも正式種目として認定されたなどeスポーツの注目度は高まっています。しかし、日本におけるeスポーツはその認知も盛り上がりも先進国各国と比べても最低レベルです。果たしてeスポーツとはいったい何なのでしょうか。

 

目次

1. そもそも日本ではスポーツの概念が他の国と違う

2. ゲームとスポーツの違いについて

3. 海外のeスポーツの盛り上がりはすごい!

4. 取り残されつつある日本

5. eスポーツとギャンブル

6. まとめ

 

1. そもそも日本ではスポーツの概念が他の国と違う

皆さんはスポーツと聞くと何を思い浮かべるでしょうか?サッカー?野球?あるいは、小中学生の体育などを思い浮かべるかもしれません。日本においてスポーツはかなり教育的な側面を持っていますもともと、海外において小中学生のカリキュラムの中に「体を動かす」というものはあまりありませんでした。しかし、日本においては「体を動かすこと」そして何よりも「協調性を高めること」を目的として、体育が導入されたという背景があります。結果として、私たち日本人は体を動かすこと=教育的なことという概念が根強く反映されています。一方、海外とりわけ欧米におけるスポーツとは「楽しむもの」「競い合うもの」といった意味でしかありません。この「競い合うもの」という側面から、チェスや将棋がスポーツとして認識されているということをご存知の方もおられるかもしれませんが、まさにここに日本と欧米の認識、ひいてはeスポーツの普及が遅れてしまった根本的な原因があるのです。

 

2. ゲームとスポーツの違いについて

欧米におけるスポーツの概念には「協調性」や「体を動かすこと」は含まれません。単純に、「協調性を図る」「身体的な特徴を競う」という行為が、一般的なスポーツの「競い合う」という仕組みと非常にマッチしていたにすぎないのです。そういう意味では、日本の「受験勉強」もある意味でスポーツといえるかもしれません。そのくらいスポーツの概念に違いがあります。

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欧米においてのスポーツの概念は「競い合う」が中心です。そのため、パソコンやプレイステーションなどのゲームも対戦できるのであれば、それはスポーツなのです。よく考えてみれば、確かに「体を動かすこと」を度外視してしまえば、ルールがあり競い合うポイントがあり、そして何よりも結果が非常にわかりやすいという点で、スポーツとゲームはほとんど違いがありません。また「協調性」という点においても、最近のパソコンゲームなどはインターネットの発展によって、一人でコツコツとやるものではなく多人数で同時に行うものという面が強くなってきました。ひとつのフィールドに同時に20人・50人・100人と同じゲームを進めていくことは、サッカーの1チーム11人、両チーム合わせて22人というフィールドよりもはるかに動きがあり、エキサイティングで何よりも協調性を求められるのです。現在のゲームは、今まで家で一人でやっていたテレビゲームとは異なり、人と協力しコミュニケーションをしながら、自分に与えられたことを明確にこなしていき、仲間と共にゴールを目指すという協働そのものとなっています。

 

3. 海外のeスポーツの盛り上がりはすごい!

こうした海外のスポーツの概念は、複数のプレイヤーで対戦されるコンピュータゲームをスポーツとしてとらえるようになりました。こうしたコンピュータゲームを総称してeスポーツといいます。eスポーツの業界規模は、2016年に約9億ドル、2017年に10億ドルを突破しました。競技人口は1億人以上で、潜在的な競技人口はこの3倍ほどになるのではないかといわれています。サッカーの競技人口が2億6500万人、野球の競技人口が3500万人であることを考えると驚異的な数字です。また、1つのゲームタイトルだけで7000万人のプレイヤーを抱えるゲームもあることを考えると、途方もない可能性が眠っていることがわかると思います。

eスポーツに関する収入だけで生活しているいわゆるプロ選手数はアメリカで700名以上、オンラインゲームの主戦場といわれている韓国で600人以上となっています。賞金規模も総額1億円を超えるものもいくつもあり、中には27億円というとんでもない賞金がかかっているゲームもあるのです。選手の年収はスポンサー収入なども含めて最大で3億円前後といわれており、日本のプロ野球の選手並みにもらっているプレイヤーは世界各地に存在しています。中にはeスポーツ用のチームが存在し、このチームに所属していると給与が得られるというような契約を結んでいる人もいるほど。eスポーツの強豪国は、中国・アメリカ・韓国・スウェーデン・カナダなどで、残念ながら日本はランク外です。

 

4. 取り残されつつある日本

アニメや漫画の聖地とも呼ばれている日本が、eスポーツではランク外ということに驚いた方もおられるのではないでしょうか。日本ではeスポーツがサッカーや野球のようなスポーツとは認められていないため、eスポーツが趣味です、eスポーツで生計を立てていますなどということがなかなか公開できないことが問題となっています現在の日本のeスポーツ人口はだいたい数万人規模。eスポーツの収入だけで生活しているプロ選手数も数十人規模です。賞金規模も法規制の関係で100万円前後と、海外の大会と比べても非常に小さい規模といえます。それでも、eスポーツイベントを開催している「CyberZ」では、年間7万人を超える動員を記録しており、競技人口が徐々に増えてきていることがわかっています。果たしてeスポーツは、日本においてサッカーや野球のような多くの国民に受け入れられるようなスポーツとなるのでしょうか。

 

5. eスポーツとギャンブル

eスポーツが海外ではサッカーなどの身体的なスポーツと同じようなものとして受け入れられていることがわかっていただけたと思います。そうすると気になるのは、やはりブックメーカーではないでしょうか。そうです、サッカーや野球、バスケットといったスポーツと同じように、eスポーツでもその大会の結果などにお金を賭けて楽しむことが出来るのです。ゲームが好きでeスポーツに詳しければ、eスポーツの大会に参加することなく、ブックメーカーのプレイヤーとして参加することが出来ます。現在のブックメーカーで挙げられているゲームはたくさんありますが、例えば「League of Legends」や「カウンターストライク:グローバルオフェンシブ」、「Dota2」などは非常に有名です。特に「Dota2」の毎年8月にシアトルで行われる世界大会は、eスポーツ界最高の賞金が出る大会としても有名で、ブックメーカーでも注目度の大きい大会となっています。

ブックメーカーの対象となっているものは、優勝予測や対戦ごとの勝利チームの予測などで、今までのサッカーのワールドカップなどと一緒といえるでしょう。オッズ自体はゲームによってかなり変わるので気を付けてください。中には、勝敗ではなくゲームの内容なども賭けの対象となっているため、ゲームのルールや内容を知っていると観戦も含めてより楽しくeスポーツに触れることが出来るでしょう。

 

6. まとめ

全世界で注目を集めているeスポーツですが、果たして日本ではどのような発展をしていくのでしょうか。eスポーツは1つ1つのゲームでルールや勝敗決定が異なるため、最初のうちは戸惑うことも多いでしょう。しかし、よく考えるとサッカーやバスケット、野球、ラグビーなど現実のスポーツの種目も多種多様です。ぜひ、自分が興味を持てる、興奮することが出来るeスポーツを探してみてください。単なるゲームではない熱さにハマってしまうかもしれませんよ。